金沢への旅のこと 2
「金沢への旅のこと 1」のつづき
21世紀美術館を14時ころに出て予約している宿に向かいます
雨はうっすらと降ったり止んだり
ニット帽のうえにコートのフードもかぶり、かすかに濡れながら歩きました
宿までの道のりは20分強、「兼六園」と「金沢城公園」の間の坂を登って行きます
旅の3日間、何度もこの坂を通りました
路線バスを乗ったのは初日の朝の1回だけ、この旅の間中、歩いてどこもかしこもでかけました
今回滞在する宿は、有名な観光スポット「ひがし茶屋街」へつづく
浅野川大橋のたもとにあります
THE SHARE HOTELS HATCHi(ハッチ)
2016年3月にオープンしたばかり
築50年の地下1階地上4階建てのビルをリノベーションした「シェアホテル」で、
1階にはカフェレストランを併設
部屋はプライベートとシェアタイプ(いわゆるドミトリー)
シェアキッチンやランドリーなどなど基本的にはゲストハウスと同じ作りです
ですが、ゲストハウスではなくシェアホテルと名乗るのにふさわしい
設備や心配り、拘りがありました
わたしの好きな宿、東京の蔵前にあるnui.
ヌイの影響を受けてる気がする
https://backpackersjapan.co.jp/nuihostel/
この滞在では、わたしは女性専用シェアルームを選択
(今回の裏テーマはいかにコストをおさえるか)
そして2泊の滞在でなんと4800円でした(!!!)
楽天トラベルからの予約でスペシャルウインターセール30%オフをしており...
申し訳無いくらい安かったです
通常は季節変動などもあると思いますがシェアルームは通常1泊3800円から
その価格を払っても満足できる宿泊体験ができるのではと、滞在後の感想として思います
14時30分頃にハッチに到着
チェックインは15時からなので1Fのカフェスペースで待たせてもらいます
大きなテーブル、ゲストが気軽に使えるスペース
大きな花器に備えられた花が素敵でした
このスペースのお花の前に座って、
朝は珈琲を、夜はビールを飲みながらよく読書をしていました
15時になりチェックイン
ここの女性スタッフはみんな可愛くてとても感じがいいです
部屋は2F
シェアルームは部屋ごとに鍵がかかります
入り口に備えられたロッカーに外履きの靴をいれて
室内用のサンダルに履き替えて中に入るルールになっているので清潔
部屋の中は1日中薄暗い照明で、
自然の原料から作られたアロマの芳香機が設置されていて静かに香っています
ナチュラルな木枠で作られたベットスペースはプライベートな空間になるようになっており
羽布団とシモンズ製のマットレス
ベット脇の照明はイサム・ノグチのもの
ライトの付く大きめの手鏡が備え付けられていたり
鍵のかかるハンガー付きの小さな棚があったり
小さな空間ながらささやかな気遣いや「リラックスしてもらう」ための拘りが
そして館内はどこもかしこもセンスのよいデザイン
そして完璧な清潔感が保たれています
アート作品もいたるところに
洗面スペースには使い捨て歯ブラシや綿棒などいつも補充されています
ゲストは裏口から出入りと裏階段での各階への移動が可能
各階の共同のトイレや地下のシェアキッチンやランドリー、
シャワールーム(男女部屋が完全に分かれていて暗唱番号での出入するようになっている)など、
とにかくとても清潔でこまめに掃除がされていて、
センスの良い設備が備わっています
例えばバスマットはその都度替えることができるようになっているし、
シャワーはレインシャワーで、脱衣スペースはとても広いです
くわしくはHPをどうぞ
HATCHi(ハッチ) | THE SHARE HOTELS
ハッチはシャワーのみなので湯船につかりたい!って人には
近くにくわな湯という銭湯があります。
昭和2年から営業していう老舗
「ゆ」の暖簾をくぐると券売機と番台、
浴場にはケロリンの桶と最高に味わい深いのですが
とにかく湯がいいのか肌がすべすべになります
1日目は夜行バスの疲れをいやすために夕食前にくわな湯へ
https://event.arunke.biz/sento/kuwanayu
*ハッチからも歩いて2、3分程度 お風呂セットも借りられるので手ぶらで行っても大丈夫 !
部屋でしばらくごろごろしたあと、
くわな湯で近所のおばあちゃん達にまじって疲れを癒し
そのあとはハッチの斜め前にある栄寿司へ
21時過ぎ お客さんはわたしだけ...
ご夫婦(おじいちゃんとおばあちゃん)で経営されてる小さなお寿司屋です
途中からは2人も呑みだして
ふたりの出会いのことやおじいちゃんが包丁1本で東京で活躍していたころの話
店をここ金沢に構えたときのはなしなどを聞きながら
金沢初日の夜は深くふけてゆきました...
おやすみなさい
つづく